1992年に発表が行われ、1993年に登場したのが2代目となる E36型のBMW M3。エンジンはS50B30型 3,0L 直列6気筒エンジンを搭載。95年までの前期型は、5速のMTのみが設定され歴代のM3の中で1番の生産台数を誇る、71,242台が生産されたとされる。
BMWが誇るシルキーシックスを体現するモデルとしても、90年代のカルチャーを象徴するモデルの1つとしても、オリジナルを維持する個体はもちろんだが、カスタムベースとしても今尚高い人気を誇る。

この個体は、長期間屋外で保管され、書類場も抹消状態となっていたため、現状で走行可能状態であるとは言えないが、エンジンの始動は確認済み。
現役当時は、サーキット走行などもしていた個体だと思われるモディファイが行われている。
一部内装や、天張りは取り払われロールケージを装着。純正シートに4点式シートベルトが装着される。ボンネットはカーボンのモノに変更され、リアには大きなウイングも装着。

下回りの写真もあるので是非確認してもらいたいが、屋外保管、12万キロということもあり、補修は必須となるが、大きな腐食は見当たらない点はベース車両としては申し分ないだろう。相場の上がっているE36 M3を自分好みに仕立てるもよし、パーツ取りの車両としてもよし、まだまだ存在価値のある1台だ。