2005 Maybach 57
- 復活したリアル・マイバッハ
- AMG製5.5L V12エンジンを搭載
- 全長5,728m
- 新車価格は4,000万円オーバー
復活した「マイバッハ」の最初のモデル
2002年に復活した、マイバッハ。1920年代から約20年間で1800台近くのラグジュアリーサルーンを世に送り出した、ドイツの超高級自動車メーカーであるマイバッハと、ダイムラー・ベンツのを関係は古く、創業者である、ゴットリープ・ダイムラーを技術者として支えていたのが、マイバッハの創業者でもあるウィルヘム・マイバッハだった。
戦後は、船舶や鉄道向けにディーゼルエンジンを供給していたが、創業者の引退後はその株式の大半をダイムラー・ベンツが取得し傘下に収めた。
今では、Sクラスや、GLSなどをベースにメルセデスマイバッハとしてモデルを発表し、多くのVIPをもてなしている。
そのきっかけとなったのが、このMaybach 57となる。当初は、現行同様にメルセデスベンツの中の、最上位グレードとしての位置付けになる予定だったが、更に上をいくブランドへと位置付けるために、独立した存在として展開することとなった。
57・62という、長さを表したモデル名が採用され、マイバッハでは小さい方とされる、57でもSクラスをはるかに上回る全長 5,728mm、ホイールベースは3,390mmと最上級のショーファードリブンとしての快適な移動空間を提供した。
同年には、AMG製の6リッター V12気筒エンジンを搭載した57Sが登場したが、このモデルにはAMG製の5.5リッター V12気筒エンジンが搭載される。
メルセデスマイバッハの人気を受け、再燃しているMaybachブランドの1台を是非堪能していただきたい。