1954 Jaguar XK120 Drophead Coupe
- XK120ドロップヘッドクーペの生産台数は1,769台
- その中で298台のみが生産された希少な右ハンドル仕様
- XK120の最終生産年モデル
ジャガーを代表する傑作
「ジャガーXK120」は戦後イギリス初となるスポーツカーであり、その美しいデザインと優れた走行性能によって同社を代表する傑作として語り継がれている名車である。
当個体は、XK120の最終生産年モデルの右ハンドル仕様である。
オプション装着品であったワイヤホイールを装着している。そのため、センターロックナットが干渉するリアフェンダーのスパッツは装着されていない。
エンジンはもちろんジャガーが誇る名機「XKエンジン」を搭載。直列6気筒8:1の圧縮比でSUキャブレターを2基掛けし、最高出力162psを発揮する。当時報道関係者向けに行われた公道テストで最高速度213.393km/hを記録し、見るものの度肝を抜かせたのは有名なエピソードだ。
またルマン24時間レースを2度制した「ジャガーCタイプ」のエンジン、ボディはこの「XK120」をベースに製造されたと言うことからも、その素性の良さがわかる。
創始ウィリアム・ライオンズによる官能的で美しいデザイン、そしてスポーツカーとして確かな走行性能を兼ね備えた「XK120」は、まさに芸術品。
クラシックカーコレクターであれば、ぜひ手に入れてほしい。