1965 Alvis TE21 DHC By Park Ward
- 95台が生産されたとされるDHC
- マリナー・パークウォード製のボディを架装
- 2,993 cc直列6気筒OHVエンジンを搭載
アルヴィスは1919年にトーマス・ジョージ・ジョンによってイギリス・コヴェントリーに設立された機械製造企業だった。
当初はエンジンやキャブレター、そしてスクーターなどを製造していた。
その後1920年にジェフリー・ト・フレヴィル設計による4気筒SVエンジンを搭載した初の4輪車となる10/30を発表する。
そしてダイムラーからジョージ・トーマス・スミス-クラーク、ウィリアム・M・ダンが移籍し、彼らを中心とした開発体制が整うと、1928年に12/75でイギリス車としては初となる前輪駆動を採用。
12/75には他にもインボード・ブレーキやルーツ式スーパーチャージャーなど先進的な装備が盛り込まれていたのも特徴であった。
また同年のル・マンではワークスカーのFA12/50が総合6位に入り、1.5リッター・クラス優勝を果たしたほか、1933年には世界初のフルシンクロ・ギヤボックス、ブレーキサーボを採用するなど、先進的な高級車メーカーとしての地位を確立する。
しかし、第2次大戦を機に軍需産業に進出を果たすと、以後の自動車部門の活動は次第に縮小。
1967年にレイランド・グループに組み込まれたのを機に消滅してしまった。
TE21は、1947年に登場した新設計の2993cc直列6気筒OHVエンジンを積むTA21の流れを汲む2シーターGTで、1958年登場のTD21をベースに上下にヘッドランプがレイアウトされたマリナー・パークウォード製のクーペ&オープンボディを架装。
エンジンはシリンダーヘッドとマニフォールドが改良され、最高出力132hpを発生。172km/hの最高速度を誇った。
1963年登場のTE21はアルヴィス最後のモデルであり、1966年までに合計352台を生産。
ここで紹介するDHC(ドロップ・ヘッド・クーペ)はわずか95台が生産されたと言われる希少な存在だ。














